前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈しています。
また、第66回から新たに、現在活躍し今後の功績が期待される方を対象とする奨励賞を設け、贈呈しています。
■ 第69回(令和5年度)前島密賞 募集要綱
■ 第69回(令和5年度)前島密賞 候補者推薦調書
前島密とは

前島 密 先生
(郵政博物館所蔵) |
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天保6(1835)年、現在の新潟県上越市に生まれた前島密(ひそか)は、近代郵便制度を創設し、全国に郵便局のネットワークを構築、郵便為替、郵便貯金などを含めて郵政事業の基礎を築きました。
また、電信・電話事業、教育・福祉事業、鉄道・陸運・海運事業、新聞事業など幅広い分野で多大な功績を残し、生誕地に建てられた記念碑には「日本文明の一大恩人」として称えられています。
東京遷都、駅制改革、国字改良など、先見性に満ちた数々の提案は、大久保利通、大隈重信、渋沢栄一など当時の実力者に大きな影響を与えました。
晩年は芦名(神奈川県横須賀市)に隠居所「如々山荘」を設け、村人や子供等と親しみながら穏やかな余生を過ごし、大正8(1919)年85歳でその生涯を閉じました。
前島密一代記(郵政博物館ホームページに移動します)
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